届け先不明の手紙が集まる「漂流郵便局」を訪ねて(香川県・粟島)

届け先不明の手紙が集まる「漂流郵便局」を訪ねて(香川県・粟島)

あの人に伝えたいことがある。あの人に届けたい思いがある。
手紙を出したいけれど、どこに届けたらいいかわからない。

そんな手紙が全国から集まる郵便局が、瀬戸内海に浮かぶ粟島という島にあります。

その名も「漂流郵便局」

この漂流郵便局は元々あった島の郵便局「粟島郵便局」を改装したアート作品で、
今は日本郵政とは関係ないそうですが
本物の郵便局をベースにしているだけあって、漂流郵便局の中はとってもリアル。

アート作品とはいえ、実際に全国から届け先不明の手紙を受け付けています。

漂流郵便局のHPの案内には、このような文章が。

こちらは、届け先の分からない手紙を受け付ける郵便局であり、「漂流郵便局留め」という形で、いつか宛先不明の存在に届くまで漂流私書箱に手紙を漂わせてお預かり致します。

遠い異国に届けという願いを込めて、少年が海に流した手紙入りのボトルが
流れ流され、やがてどこかの港に辿り着くように
漂流中の手紙が粟島郵便局に一時預かりという形で辿り着く…という感じなのですね。

なんか素敵!!

というわけで、実際に粟島郵便局に行ってきました。

粟島へのアクセス

粟島の場所

粟島は香川県に属する有人島です。

粟島への行き方

香川県三豊市にある須田港から、粟島行きの定期船が出ています。
須田港から粟島までは15分ほどです。

JR詫間駅から、三豊市コミュニティバス「詫間線名部戸行き)」もしくは「詫間三野線大浜行き」のバスに乗り
(乗車時間は20分ほど)
「須田」バス停で下車すると、歩いて15分ほどで須田港へ行けます。

■須田港⇔粟島 定期船時刻表&運賃
http://www.city.mitoyo.lg.jp/forms/info/info.aspx?info_id=595

いざ漂流郵便局へ

粟島にある漂流郵便局に行ってきました。

船が着く港から歩いて5分ほど。
粟島は道もわかりやすく、とてもまわりやすい島です。
とてものんびりしていて穏やかな時間が流れています。

着いた!

ロゴがおしゃれ。

こちらの看板もかわいい…。

中に入ります。
瀬戸内国際芸術祭期間中だったので、とても賑わっていました。

棚には溢れんばかりの手紙の数々。すごい。

このステンレス?のような素材の筒の中にもぎっしりハガキが。

漂流郵便局の手紙の中に、もしかすると自分宛の手紙があるかもしれません。
これは自分宛だと思ったら持ち帰ることができるそうです。

何通か読ませていただきました。

もうね…予想通りといえば予想どおりでしたが、大半が亡くなった方への手紙なんですね。

恋人、息子、娘、父親、母親…

亡くなった大切な方への大切な思いが綴られていて、
胸が苦しくなりました。

どこへ届けたらいいかわからないけど、
どうにかしてこの思いを届けたいという切なる思いも伝わってきました。

この粟島に漂流している手紙たち、どうか天国にも届いていますように。

自分宛だと思ったら持ち帰っていいというルールがある以上
消息不明や行方不明の人への手紙なんかもあるかなと思っていたのですが
私は見つけられませんでした。

あわよくば「これ私宛じゃん!」っていう手紙があったら
びっくりするなーというかびびるなーすごすぎて怖くなっちゃうなーとドキドキしてた自分もいたのですが
残念ながらそんなミラクルは今回は起こりませんでした。

自分宛の手紙があるわけないと思いつつも
もしかして…もしかするかも…とちょっとドキドキしちゃうこの感じ。
これも漂流郵便局の楽しみ方の1つですね。

漂流郵便局にはダンディーな局長さんがいる

さて、この漂流郵便局にも実は局長さんがいます!

って後姿かい!

話しかける勇気がなくて(おい)
正面からは取れませんでした…。

すごくダンディーで、品があって素敵な方です。
是非会いに行ってほしいです。

元々粟島郵便局の局長さんだったそうで…だから風格があるんだなぁ。

あ、なんとグッズまで販売されていました。笑
お顔も写ってます!

素敵な局長さんが管理する、素敵な手紙の数々。

多くの人の大切な人への大切な思いが漂流する郵便局、気になった方は是非足を運んでみてください。

今は毎月第2、第4土曜日13時〜16時に開局しているようです。

漂流郵便局 ホームページ
http://missing-post-office.com/

 

 

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