屋久島ってどんな島?楽しむポイントは?屋久島基本情報まとめ

屋久島ってどんな島?楽しむポイントは?屋久島基本情報まとめ

屋久島の観光情報、アクセス、島内の移動手段やグルメ情報など、屋久島の基本情報をまとめました!

屋久島ってどんな島?

屋久島は鹿児島県佐多岬の南に位置する離島で、「山岳島」とも称されるほど、1000m以上の山々が46も連なる山岳の島なんです。樹齢7,000年とも言われる縄文杉をはじめとした多くの屋久杉が有名ですよね。1993年には「世界的にも貴重な自然が残る島」として、日本初の世界自然遺産に登録されました。
屋久島って屋久杉以外何があるの?と思う方も多いかもしれませんが、屋久島の魅力はそれだけではありません。ウミガメの産卵を観察できたり、日本の滝100選にも選ばれた大迫力の滝を眺めたり…そんな大自然の魅力を利用した観光スポットを楽しみに出かけませんか?

屋久島に行くならいつ?おすすめの時期

年中を通して大自然が楽しめる屋久島ですが、縄文杉などを目的にトレッキングをするなら、比較的涼しい季節がおすすめ。5月、9月、10月は晴れの日が多いです。
また、ウミガメの産卵を観察するなら5月~7月の初夏、ウミガメの孵化を観察するなら8月がおすすめの時期と言えます。夏は屋久島灯台でサンセットを眺めたり、湯泊温泉で大自然を一望する露天風呂を満喫するなど、屋久島は季節に合わせた楽しみ方ができることも魅力です!

屋久島へのアクセス方法

屋久島はここだ!

屋久島への行き方

屋久島に行く方法は主に3つあります。

1. 鹿児島からフェリーで行く
2. 鹿児島から高速船で行く
3. 東京から飛行機で行く

フェリーは鹿児島発、屋久島発それぞれが1日1便しか出ていないのに対し、高速船は種子島から1日に複数便出ています。
高速船は便数も多く、フェリーよりも速いのが魅力。
フェリーの所要時間は片道4時間ほどですが、高速船は片道2時間ほどで行けます。
その分高速船のほうが料金が高いので、節約したい人はフェリーがおすすめです。

高速船でさくっと移動するのもよし、のんびりゆっくり船旅を楽しむのもよし。どちらにしても予約は必須です。

■鹿児島⇔宮之浦(屋久島) フェリー時刻表&運賃
http://ferryyakusima2.com/timetable.html

■鹿児島⇔宮之浦(屋久島) 高速船時刻表&運賃
https://www.tykousoku.jp/fare_time/

とにかく早く行きたいという人は、飛行機という選択肢も。

2018年6月現在、大阪伊丹空港、福岡空港、鹿児島空港から屋久島空港までの直行便が出ています。
各運航会社のHPで時刻や料金をチェックしてみてくださいね。

屋久島でやるべき3つのこと

1. 縄文杉に会いに行く

屋久島といえば縄文杉。縄文杉といえば屋久島。屋久島を初めて訪れる人のほとんどがこの縄文杉見たさでやってきます。

縄文杉とは、推定樹齢2,000~7,000年と言われる自生する最大級の杉のこと。高さ23.7メートル、幹周りは12.6メートルとのこと。大きいわー。例えば女性が両手を広げて縄文杉を全て囲うには8人くらい必要ですね。縄文杉には触れることができないので、これはできないけど。少し離れた場所から見ることになりますが、とにかく圧巻です。

この縄文杉を見るには8~10時間の登山が必要になるので、体力に自信のあるうちに是非見に行っていただきたいです。

縄文杉までの登山を経験した者として、屋久島にこれから行こうと考えている方に残す教訓については、別途記事にしようと思います。

2.白谷雲水峡で「もののけ姫」の世界に入り込む

屋久島に来たら、白谷雲水峡の自然も是非ゆっくり楽しんでほしいです。

私は登山に使える時間が丸1日しかなかったため、白谷雲水峡と縄文杉を1日でまわるスーパーハードコースとなってしまいましたが、できれば白谷雲水峡1日、縄文杉1日と2日間かけるのがいいのかもしれません。

白谷雲水峡は、スタジオジブリの「もののけ姫」の世界のモデルとなっている場所です。宮崎駿監督が実際にこの場所を訪れ、物語に取り入れたとか。そのため「ここ映画で見た!」「ここはあのシーンのあの場所か!」というスポットがたくさんあります。

例えば、まず一番有名な「苔むす森」

Photo credit: caseyyee on VisualHunt / CC BY-SA

ここにこだまをわざわざ持参して置いたり、後から合成したりして、インスタにあげてる人多数。

そして、この横たわる巨大な岩、「辻の岩屋」はモロ一族の住む岩屋のモデルとなったと言われています。

この写真だと大きさがイマイチ伝わらないのですが、
この岩の下に大人が10~15人くらい入って雨宿りできるくらいの大きさなんですよ。

最後は、絶景スポット「太鼓岩」!かの有名な「お前にサンが救えるか」シーンのあの岩です。

もうこの太鼓岩からの景色が本当に本当に素晴らしかった。この壮大さと爽快さは言葉じゃ伝えられません。
屋久島に来たら絶対行ってほしいです。感動間違いなし!!

3.首折れサバ、トビウオなど屋久島グルメを堪能

さて、登山で疲れた体を癒すには美味しいごはん!

まず、食べていただきたいのは屋久島名物「首折れサバ。」ちょっと怖いネーミングですが、なぜ「首折れ」かというと、漁師さんが鮮度を保つために、釣り上げたサバの首を船の上で折ってから持ち帰ってくることからそう呼ばれているそうです。

鮮度抜群の首折れサバ、是非お刺身でいただきたいところ。ただし、水上げされた日しか食べられないため、出会えるかどうかは運次第!

もう1つの屋久島名物は「トビウオ」です。これはから揚げでいただくのが定番。

身がしっかりしていて、外はサクサク。

屋久島の地元グルメを食べるなら、おすすめのお店はこの「漁火」さん。

関連ランキング:魚介・海鮮料理 | 屋久島町その他

首折れサバはその日の漁次第ですが、定番の屋久島料理が色々いただけます。

トビウオのからあげ。姿がそのまますぎて今にも飛びそう!

屋久島 お役立ち情報

島内の移動について

滝を見に行くなどで島内を移動する場合は、レンタカーがおすすめ。島は広いので自転車では難しいでしょう。トレッキングであれば、多くの人はガイドさんをつけると思いますので登山口まではそのガイドさんの車で送迎してもらえます。その他、自力で登山口まで行く人のために、市街地から荒川登山口までのバスも出ています。

■荒川登山バス 運行状況
http://www.yakushima-town.jp/sangaku-syaryou/index.php?action=pages_view_main&page_id=16

飲食店について

屋久島の飲食店は港のある宮之浦と安房エリアに集中しています。気になるお店がある場合は、事前の予約が安心です。屋久島ならではの料理がいただけるお店はもちろん、地元食材を生かしたイタリアンやフレンチのお店も。

宿泊施設について

島内の宿泊施設は、リーズナブルに宿泊できる民宿から2010年にオープンした「サンカラ」という高級リゾートホテルまで、多種多様。さすが世界の屋久島です。

屋久杉トレッキングがメインの目的で、夜は寝るだけでいいという人には、民宿がおすすめです。
安いということもありますが、民宿を経営している地元の方と気軽にふれあうことができ、屋久島についての話も色々と聞けます。民宿の方の地元ネットワークを駆使してもらい、おすすめのガイドさんや飲食店を紹介してもらうこともできますよね。

私は民宿の方に屋久杉トレッキングのガイドさんをご紹介いただいたのですが、そのガイドさんがとんでもなく素晴らしかったので、こんなに強く勧めているわけですが(笑)。民宿を決めたら、現地に行く前からその民宿の方とコミュニケーションを取って、色々と相談してみるのがいいと思います。

商店について

宮之浦エリアを中心に商店やスーパーマーケットがいくつか点在していますので、買い物は安心です。

なんとコンビニまでありました。
https://www.t-marche.com/yakushima/qa/answer30.html

携帯の電波について

場所によって電波状態があまりよくないところもありますが、ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアは繋がるようです。

また、以前は山の中はほとんど電波がつながらなかったようですが、今は「縄文杉デッキ」、「宮之浦岳、太忠岳、栗生岳、黒味岳、永田岳」の山頂付近、そして「投石平」など場所によっては電波がつながるスポットが増えてきたようです。

まとめ

・縄文杉をはじめとした屋久杉を見ることはとりあえずマスト
・白谷雲水峡のもののけ姫の世界もはずしたくない。特に太鼓岩からの絶景は絶対見てくれ、損はさせない。
・登山で疲れたら屋久島グルメでエネルギーをチャージ
・高級リゾートもいいけど地元の方と触れ合うなら民宿がおすすめ!

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